Keywords用語解説

テレパス

#03

錬金術師たちが交わす、感応力を応用した通信手段のひとつ。
遠く離れた相手と会話するように意思疎通を可能とする。

通常、送信者、受信者それぞれに相応の能力が必要とされるが、
高位の術者(テレパスメイジ)は、
精神信号そのものを物質変換し、
テレパス能力を持たない相手との遠隔通信すらも可能とする。

統制局長アダムの場合、
物質変換された精神信号は「固定電話」のカタチをとる。

テレパス能力を備えないティキとの通話を可能とするばかりか、
第三者から傍受されにくい秘匿性の高い通信として機能する。

#13

電話の呼び出し音。

それは意識に向かって放たれた、抗い難い重力。

反射的に注意が牽引され、
戦いの最中にあっても空隙を強制的に作り出す。

程度の差こそあれ、
現代人に根付いた習性をつくアダムの悪辣。

これほどまでに電話を使いこなす脅威存在は、人類史上初の観測となる。

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